料理のレシピとあれこれを  

新型コロナで落ち着かない毎日、いかがお過ごしでしょうか?
終息まではまだまだ 時間がかかりそうですね。
皆さんのお顔を見て一緒にお料理をしたいと思っていましたが、それもまだ先になりそうです。

それでも何かできないかと思い、遅ればせながら
薬膳や栄養のお話を交えながら料理レシピを少しづつですが、お伝えさせて頂こうと思います。

毎日のおうちご飯のヒントになれば幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。

中医学・薬膳の暦では 5月の立夏~8月の立秋の前日までの約3か月が夏とされます。
今は陽気も上がってきて暑い日もあるくらいですね。
梅雨前の爽やかな季節。

そこで今回は 沢煮餡です。
もともとは椀物ですが、少しとろみをつけて餡にしています。
もちろんとろみをつけないで、お吸い物としても大丈夫です。

沢煮餡

材料(4人分)
豚肉・・・・・・・・・ 100g  
さやいんげん・・・・・ 3~4本 
人参・・・・・・・・・ 3cm
椎茸・・・・・・・・・ 1~2枚
出汁・・・・・・・・・ 400cc
塩 ・・・・・・・・・ 小さじ3/4 
醤油(あれば薄口)・・ 小さじ1/4
水溶き片栗粉・・・・・ 大さじ2
豆腐・・・・・・・・・ 1丁(4つに切っておく)
コショウ・・・・・・・ 少々

① 豚肉、人参、さやいんげん、椎茸は 細切り(千切り)にする。
② 鍋に水を入れ沸騰したところに、豚肉を入れてさっと湯通ししてざるに上げる。
③ 別鍋に出汁、塩を入れ沸かし、人参を加えて1分後くらいに、椎茸、さやいんげんを加える。豚肉も入れ火が通るまで軽く煮る。
④ 火を止め、醤油を加えた後に水溶き片栗粉を加えてから、火をつけてとろみをつける。
⑤ 器に豆腐(湯通ししておく)を入れ、その上に餡をかける。 吸い口にコショウをかけて。

出汁もおいしいので、一緒にスプーンで召し上がってくださいね。
暑いときは、豆腐や餡を冷やしても。その時には餡は緩めにしてください。

豆腐の代わりに 茶碗蒸しにかけても美味しいです。(上写真右側)

薬膳としては

脾胃にやさしいお料理です。 栄養を体に吸収するためには、まず胃腸を労りましょう。 
胃腸を整えて免疫力も上げていきましょう~

豚肉      甘鹹/平 脾胃腎
人参      甘辛/平 脾胃肝肺
さやいんげん  甘/平 脾胃
椎茸      甘/平 胃肝
こしょう    辛/熱 脾胃大腸
豆腐      甘/涼 脾胃大腸