ゴーヤ

梅雨明けして 一気に夏の空気がやってきましたね!
中医学・薬膳では 夏は ”心” を労わる季節です。
暑く沢山汗をかく夏。
暑いと心拍が早くなり 心臓に負担がかかりやすくなります。
汗が出ることで体液が不足してしまいがち、血液循環にも影響が出ます。
汗が出るときは 気も一緒に出て行くと考えられています。 気力が不足すると食欲も落ちたり。
これらが続くと夏バテに・・・

そうなる前に、体を気遣っていきましょう。
体の熱を冷まし、体液を補充することが大切です。
水分を十分摂って、胃腸を労りながら栄養のあるものを!

夏の野菜の代表の一つ ゴーヤ。
清熱し、”心” に良い野菜です。
同じく暑気あたりにも良い もやしと一緒に胡麻酢で和えました。
シャキシャキとした歯ごたえも 爽やかです。

ゴーヤともやしの胡麻酢和え

材料 (2~3人分)

ゴーヤ・・・・・・ 1/4本
もやし・・・・・・ 1/4袋
酢・・・・・・・・ 大さじ1.5 
砂糖・・・・・・・ 小さじ1~1.5
水または出汁・・・ 大さじ1.5
白すり胡麻・・・・ 小さじ1/2 

① ゴーヤはワタを取り、薄切りにする。 
  鍋に湯を沸かし塩を少々加え(分量外)、ゴーヤを入れて15秒くらい軽く茹で、ザルにあげて冷ます。
② もやしも茹でて冷ましておく。
③ ボールに酢、砂糖、水(又はお好みで出汁)を入れて 砂糖を溶かす。
④ ③にゴーヤ、もやしをいれて混ぜ、最後に白すり胡麻をいれてざっと混ぜる。

※ 市販のすし酢を使う場合も、水または出汁を加えるとマイルドになりますよ!
※ ゴーヤももやしも茹ですぎないようにして 歯ごたえも楽しんで下さい。

薬膳としては

ゴーヤ  苦/寒 心脾胃   解暑 解毒 名目
もやし  甘/寒 脾胃膀胱  清熱解毒 袪暑化湿 利尿 利三焦

どちらも寒性、お酢の温性で緩和して。
酢  酸苦/温 肝胃  活血散瘀 健胃 

冷え性さんは 量に気を付けて下さいね。

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