冬瓜 その1 冬瓜と鶏肉の煮物
昨日は梅雨の晴れ間 夏らしい一日でしたね!
洗濯物も乾いて すっきり気持ち良かったです。
とはいえ湿度は相変わらず高く、気温も上がってきました。
以前ご紹介したキュウリと同じように、冬瓜も体の熱を冷まし、水分調節をしてくれる野菜の一つ。
まずは 冬瓜に出汁を含ませた鶏肉との煮物を。
緑が残るくらいに、煮すぎに気をつけて。
冬瓜と鶏肉の煮物
材料 (3人分)
ミニ冬瓜・・・・・・・・ 1/4個
鶏肉・・・・・・・・・・ 100g
出汁・・・・・・・・・・ 300㏄
塩・・・・・・・・・・・ 小さじ1/2
みりん・・・・・・・・・ 小1
酒・・・・・・・・・・・ 大さじ1強
水溶き片栗粉・・・・・・ 片栗粉大さじ1+水大さじ1
作り方
① 冬瓜はワタを取り除き、薄く皮をむき(下写真左・薄く緑が残るくらい)3~4cm角に切り、面取りをし、熱湯にさっと通す。
② 鶏肉は細かく切り、鍋にいれて酒を加え、弱火で酒煎りする。
③ 別鍋に出汁、塩、みりんを入れて、冬瓜を加え竹串が通るくらいまで煮る。
④ ②の鶏肉を加え一煮立ちした後火を止め、水溶き片栗粉を加えて全体を混ぜてから、火をつけとろみをつける。
※ 冬瓜は 熱湯にさっと通すことで出汁を含みやすくなるので、面倒でもこのひと手間を是非。
※ 鶏肉を煎るときは 水分がなくなるくらいの方が臭みもなく出来ます。
モモ肉、胸肉、ささみ何でも大丈夫です。 またはひき肉でも。
薬膳としては
冬瓜 甘淡/微寒 肺膀胱大小腸 清熱 利水 消腫 生津
鶏肉 甘/温 温中益気 補精益腎
薬膳の五味は 酸・苦・甘・辛・鹹(かん、塩からい)ですね。
実はもう一つ 淡味というのがあります。 冬瓜がそれに当たります。
淡い味、あまりはっきりした味ではないものをいうようです。
その分、出汁を含ませると、出汁が生きるのでしょう。
このお料理は 昔からよく作られているもの。
利水(水分調節)の効用のあるものは体を冷やすタイプのものが多いですが、鶏肉の温性がそれを補い冷え過ぎないようになっています。 日本の昔からあるおかずは、ちゃんと理にかなっているのですね。
次回は 豚バラ冬瓜を ご紹介します!